無職、セミナーへ行く
出だしからエネルギーを使いすぎたのか、疲れて数日間ふさぎ込んだ。仕事しなきゃ、仕事見つけなきゃ、と焦るのは結果的に悪循環だと分かった。
気持ちを改めて、まずは自分が何たるかを知る事から始めようと思い、ハローワークの自己分析セミナーへ。
過去の行動を発表することで他者から客観的に自分の特徴を教えてもらう、というのが狙いらしい。
グループワーク形式なので参加メンバーによって左右されるのが非常に怖かったが、杞憂だった。実際行ってみると積極的な人が多い。大学の講義とはえらい違いだ。
予約制で少人数だから自然とそうなったのかもしれない。
考えてみれば不思議な空間だった。既卒、フリーター、専門中退、新卒、ニート、元ひきこもりなど様々な事情を抱えた人が同じ場所にいて自分の将来を真剣に悩んでいる。
皆、働きたいけど働く事が不安なのか。自分に合った仕事をしたいけど、よく分からないんだ。
「お金を稼ぎたい!」という生き方で疲れ果てた大人を見てきてしまったから、そう思うのかもしれない。